自分だけが解けないその問題。実は絶対に落としてはいけない問題かもしれません。
こんにちは!
けんごです
模試の後
「なんでそこ合ってるの!」
周りの友達が正解しているのに
自分だけ間違えてる!!!
そんな経験はないでしょうか。
決して簡単な問題ではないのに
なぜか自分だけ不正解。
友達と同じように勉強しているのに
なかなか点数が追いつかない。
それだけではなく
どんどん差が開いていく。
原因がわからないと
いつまでも得点が取れるようになりません!!
なぜ周りは正解でできるのに
自分だけ不正解の問題があるのでしょう。
それは
ほとんどの人が正解できる問題を
落としてしまっているからです!!
看護師国家試験には
正答率70%以上の問題が
一定数存在します。
受験者の7割の人が正解する問題は
なんとしても正解する必要があります。
例えば
第108回看護師国家試験での
正答率70%以上の問題は
必修問題で45問(45点)
一般問題で77問(77点)
状況設定問題で41問(82点)
(一般+状況設定:159点)
でした。
この年の合格基準は
必修問題:(40点以上/49点)
一般+状況設定:(155点以上/250点)
仮に
正答率70%以上の問題が全て正解の場合
必修45点・一般状況設定159点
つまり!!
正解率70%以上の問題を全て正答
するだけで国家試験に合格できます!!
さらに
正答率70%以下の問題も
全て不正解なはずはないので
この問題さえ落とさなければ
看護師国家試験合格は容易になります!!
逆に言えば
正答率70%の問題は
落としてはいけない
ということになります。
では!!
正答率70%の問題を
落とさないための勉強方を
お伝えします。
①模試は正答率の高い問題を繰り返しとく
○アカなどの模試では結果と一緒に
問題の正答率がついてきます。
正答率の高い問題を繰り返し解いたり
ノートにまとめたりして傾向を掴みましょう。
②正答率70%の問題を集めた教材を使う
書店に行けば様々な教材がありますが
正答率70%以上の問題のみを集めた
問題集が売っています。
こちらの活用も一つの手です。
③多くの友達が理解している事は理解する
友達と問題を出し合った際にみんなが解る
簡単な問題が意外と出題される時もあります。
問題の出し合いは解らないが見つかります。
問題を解く際や模試のとき直しでは
正答率の高い問題を意識しましょう。
まずは、、
「模試で正答率の高い問題」
から学習を進めてみてください!!
今回は
「試験を受ける上で落とせない問題」
についてお話ししました。
最後まで読んでいただきありがとうござます
では!
意外と重要。みんなが苦手な検査データを攻略し得点アップへ
こんにちは!
けんごです
皆さん唐突ですが
検査値についてはどの様に
勉強していますか ?
病気の確定診断を行っていく上で、
まず参考にするのが血液検査の値です。
血液検査の結果で
次の検査を考えることも多いです
血液検査は最も簡易的な検査のため
実施される回数も多いです。
しかし検査データを読むには
基準値やその項目の意味知らなければいけません。
看護学生にとって採血データを
読むということは非常に難しいと思います。
自分も学生時代実習や国家試験で
採血データの問題があっても
基準値や何の値なのかわからず
苦労しました。
国家試験で
検査値を問われる問題はないです!!
しかし!!
検査値を知っていることで
解きやすくなる問題があります。
それは、、
「状況設定問題」です。
状況設定問題はpaper patientの
主観的データと客観的データを元に
アセスメント能力を確かめる問題です。
血液検査データは
客観的データの一つになります。
ではどのように出題されるか
紹介します。
まずはこの問題です 。
これは急性心筋梗塞の方の問題です。
まず急性心筋梗塞の特徴的な症状を
知っている必要があります。
それは
「胸痛」「ST上昇」「CKの上昇」
心筋梗塞ではこれが
ほとんどの症例で出現します!!
心筋梗塞を知っていれば
回答の1か3で迷うと思います。
CKは心筋の障害の指標であるため
確実に上昇します。
これがわかれば
S T変化を理解していなくても
3を除外でき
答えの1を導き出すことができます。
次の問題
これはダイレクトに検査データ
についての問題です。
では解説していきます。
1体重:
これはBMIを求めると22であることから正常だと解ります。
2カリウム値:
K濃度の基準は(3,5~4,5mEq/L)であるため3,9mEq/Lでは正常だと解ります
3ヘモグロビン値:
Hb値の基準は(12~14g/dL)で9,3mg/dLでは貧血状態であると解ります
腎が障害されエリスロポエチン産生低下による腎性貧血が起こっていると解ります。
4アルブミン値:
ALB値の基準は(3,8~5,3)軽度の低下は認めるが腎障害による明らかな低下とは考えにくいです。
ここまでわかれば十分ですが、、
最悪ここまでわからなくても
検査値の基準がわかれば異常正常が
解り正解に近づくことができます。
状況設定問題は1問2点であり
何としても落としたくはない
ところです。
ではどうやったら検査値
が覚えられるか、、
血液検査を勉強する
4ステップを紹介します。
①血液検査の大きな項目を理解する
凝固:血液の固まりにくさ、固まり易さ
血算:血中の血球成分
血糖:随時血糖など
生化学:その他の指標
②生化学をさらに分類
肝機能:AST,ALT,γ-GT,LD,ALP,TP,ALB
腎機能:BUN,Cre,UA,e-GFR,
心機能:BNP,CK,トロンポニンT
その他:炎症数値など、、
③ 検査は何を見ているのか理解
Hb:貧血や多血
ALB、TP:栄養状態
BUN、Cre:腎機機能 など
④それぞれの大体の基準値
※正確な値まで覚える必要はありません。
大体の数値を覚えることが大切です。
※NaやKなど電解質は正確に覚えた方が良い
上記の4ステップで学習をすれば
必ず身につき
状況設定問題で無駄な失点を
しなくてすみます。
また
就職後にも必ず役に立ちます。
まずは
検査の分類を理解する
ところからはじめましょう。
最後まで読んで
いただきありがとうございました。
では!
わかれば簡単心臓の仕組みと血液の流れ
こんにちは!
けんごです
皆さんは病態
特に
体の臓器を勉強する上でどの部位
が得意ですか?
人それれぞれ
得意や不得意があると思います
今日から数回にわけ
「心臓」
についてお話をしようと思います
心臓と聞いて苦手意識を持つ方も
多いのではないでしょうか
では
心臓を勉強する上で一番大切なことを
お伝えします
それは
自分で心臓の絵を描けるようにすることです
こんな簡単な絵で十分です
とにかく心臓は形と血液の流れを
覚える必要があります
脳やその他の臓器も形を覚える
ことは重要ではありますが
特に心臓では形を覚えることが大切です
では形を覚えたら次に
血液循環の流れを覚えます
全身からの血液は
大静脈から心臓へ戻ってきます
→大動脈→全身→大静脈→右心房
この流れを心臓の絵を見ながら
頭に叩き込む必要があります
その上で
肺循環と体循環を区別します
肺循環は
右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房
これは全身を回った血液を肺に送り
肺でのガス交換によって血液の酸素補給をし
全身へ酸素を送る準備をします
体循環
左心室→大動脈→全身→大静脈→右心房
これは酸素を持った血液を全身へ送り
身体の隅々まで酸素を送ります
続いて
血液と血管の名前です
【血液】
酸素濃度が高い血液:動脈血
酸素濃度が低い血液:静脈血
【血管】
心臓から出る血管:動脈
心臓へ戻る血管:静脈
※注意!!
心臓から出る大動脈は動脈血
心臓に戻る大静脈は静脈血
が流れます
しかし
心臓から肺にいく肺動脈は静脈血
肺から心臓に戻る肺静脈は動脈血
が流れます
ここは
すごくややこしいところです
血液は肺でガス交換が行われ酸素を補充します
なので
心臓から肺へ行くときはまだ静脈血です
逆に
肺から心臓に戻るときは酸素補給をし
動脈血になっています
ここは
こんがらがる方も多いと思います
落ち着いて考えれば理解でできるので
注意しましょう
心臓の働きは
血液に栄養を与えることではなく
血液を作る訳でもありません
ただ、ポンプとして働き
独自のリズムで全身へ血液を送り出す
だけなのです
ここが心臓を勉強する上で
超、超、超基本となります
これを理解した上で勉強を進めると
理解が楽になります
今日のポイント
1)簡易的な心臓の絵をすぐに描ける
2)血液の流れを覚える
3)肺循環と体循環の区別ができる
4)心臓はただ血液を循環させているだけ
5)血管と血液を区別して考える
今回のお話は心臓の基本的な部分です
ここをしっかり理解し知識を
広げていきましょう
次回は
心臓についてさらに掘り下げていきましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました
では!
効率よく勉強をしていくための時間の作り方
こんにちは!
けんごです
今回は勉強時間の確保について
お話ししようと思います
皆さんは
1日何時間くらい勉強していますか?
朝から晩まで10時間以上勉強
している人
やろうと思ってもなかなか始められず
結局夕方までほとんど勉強できない人
勉強を始めるも集中力が続かず
結局勉強が進まない
そんな人多いと思います!!
自分も国試勉強の時はそうでした
勉強しようと学校や図書館に行っても
分からない問題があるとスマホを開いて
すぐに動画を見ていました
実習が終わり国試対策期間になると
授業がなく学校に行く必要がなくなります
つまり
勉強するしないは自分で決められるのです
なのでやらなくても文句を言われません
ここがほんとうに怖いところです
自分で自分の時間を管理しないといけない
からです
しかし逆に言えば
自分の勉強スタイルを作ることができるのです
では
1日10時間も勉強できないよ!!
という人におすすの勉強スタイルを紹介します
1)勉強する時間としない時間をしっかり決める
○時〜○時は勉強して、○時〜○時は勉強しないと
決めた上で勉強を行うことで
リフレッシュの時間をしっかり確保でき
勉強にも集中できます
2)勉強する日、しない日を作る
だらだら毎日勉強をするよりも
開き直って勉強を一切しない日を作ることで
今日頑張れば明日はしなくていいんだ!!と
その日頑張る理由ができます
3)友達と時間を合わせ一緒に勉強する
自分一人ではどうしても甘えてしまう方
友達と時間を決めることで
半強制的に勉強をする環境を作るのも
一つの手です
大切なことはメリハリをつけることです
やるときはやる、やらないときはやらない
これが継続的に勉強を行うコツです
やらないと不安になる気持ちもわかります
勉強をしていく中で
効率の良い自分にあった方法を見つけましょう
今回は勉強時間の確保について
お話しました
次回からは
「体の構造について」
お話していこうかと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました
では!
国試合格後に使える看護師になるために必要なある知識とは、、
こんにちは!
けんごです
今回は
「看護師として働く上で勉強しておくべきこと」
についてお話しようとおもいます
皆さん実習はもう終わりましたか?
すでに終わった人、まだ終わっていない人
学校によって違いはあると思います
4年生大学であれば7月〜8月
3年生の学校であれば11月〜12月
頃までではないでしょうか
そんな看護実習でこんなことを
言われた経験はないでしょうか
「で?」「根拠は?」
「理由は?」
「4年生でしょ?」
実習中は
慣れない病棟で看護師に気を使い
家に帰ればとてつもない量の課題
ほとんど寝れずにまた病院に行く
こんなに辛い思いをして頑張っているのに
なんでそんなことを言うの?
私はそう思っていました。
おそらく
日本中の看護学生が感じることだと思います
ではなぜ
看護師さんはこのように言うと思いますか?
それは、、
身体の仕組みを
どこまで理解しているか確かめているのです
たとえば
「左心不全の患者さんの
呼吸が苦しそうだから
臥位から座位にしようと思います」
と、提案したとします
これに対し看護師は
「なんで?」「理由は?」「意味はあるの?」
と、突っ込んできます
「なんとなく起きた方が楽そうだから、、」
「心臓が悪くて苦しくなるのはわかるけど、、」
と、急な質問に対し動揺すると思います
しかし!!
病態生理を理解していれば
「左心が悪いと肺に血液が溜まり胸水となる
それにより呼吸が苦しくなる
だから臥位から座位にすることで
肺に戻る血液が減少すれば呼吸が楽になる」
このように答えられれば
看護師さんからも褒められるはずです
指導者の看護師さんは意地悪で
質問攻めにしてくる訳ではありません
たまに意地悪な看護師さんもいますが、、(汗)
つまり
病態生理を理解した上でのケアが重要なのです
別に看護師でなくても
人の世話や介護はできます
しかし看護師は
病態や生理学を理解した上で
根拠を持った介入が必要なのです
そこが看護師と一般の人との
大きな違いなのです!!
病態生理を理解している新卒看護師は
本当に強いです!!
皆さんには
国家試験という良い機会があります
これは病態生理を身につける大きなチャンスです
覚えることは果てしなく多いですが
1つずつ学習することで
必ず理解できる時がきます
そして
国試合格への近道にもなります
そして
使える看護師になりましょう
今日のポイントは
病態生理の理解が国家試験合格への近道
そして使える看護師になるための必須条件
次回からは
「身体の部位ごと説明や疾患について」
お話していこうと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました
では!
国試勉強、何から手をつければ良いかわからない。早ければ早いほど良いある方法
こんにちは!
けんごです
皆さん国試勉強は順調ですか?
私は学生時代
看護学の範囲の広さと
無限にある問題のせいで
何から手をつければいいか分からず
なかなか勉強が手に付きませんでした
「これを覚えて本当に出題されるのか?」
「違う聞き方をされたら全然わかんない」
「同じ問題が出るわけがない!!」
と、思っている人もいると思います
大丈夫です!!
看護師国家試験にはちゃんとした
出題基準があります!!
今回は看護師国家試験の出題基準について
少しだけ紹介しようと思います
参照:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ylby-att/2r985200000311lx.pdf
これはごく1部ではありますが
このようにしっかりと範囲が決められています
それにしても範囲が広すぎる!!
そう思われた方も多いと思います
では出題基準の上手な使い方を説明します
①厚生労働省ホームページより出題基準を印刷
→紙媒体とすることで自由な書き込みが可能に
いつでも見直せ、学習した範囲一目で確認できる
②項目ごとに暗記で良いのか理解が必要なのかを分類わけ
→統計や法律などは暗記で大丈夫
国試直前の1月からでも十分間に合います
病態整理は理解が必要なので早期からの着手が必要
③その中で得意分野と苦手分野を明確にする
→得意、不得意を明確にすることで自分の弱い部分を勉強できる
④印刷した紙をチェック用紙として使用する
→学習した範囲や模試で間違えた部分を記載することで
今後の対策を立てやすくなります
実はこの出題基準
存在を知らない人がかなり多いです
当時私も知りませんでした。
しかし!
模試で学年トップの人たちは
常にこの出題基準の紙を持ち歩いていました
それを知り自分も真似をして
持ち歩くようにしました
すると
自分の苦手な分野や項目が分かり
段々と勉強に手を付けられるようになりました
もっと早くにこの方法を知れていれば
もっと学習が楽だったと思います
多くの人にこの方法を知ってもらい
何からやれば良いか分からない人の助けになりたい
そう思い紹介しました
騙されたとおもい
すぐに厚生労働省ホームページより出題基準を印刷し
自分の苦手、不得意を明確にし
勉強に取り組んでいただけたらと思います
最後まで読んでいただきありがとうございます
次回は「看護師として働く上で勉強しておくべきこと」
についてお話しようと思います
では!
看護師国家試験、過去の統計から見た具体的な得点目標
こんにちは!
けんごです
皆さんは国試対策を
どのようにしていますか?
必修問題からやっている
付箋を使用し綺麗にまとめている
模試のとき直しをしている
など、勉強法は人それぞれだと思います。
今回は看護師国家試験の
ボーダーラインや合格率について、
紹介したいと思います。
看護師国家試験は
①必修問題(50点)
②一般問題 + ③状況設定問題(250点)
この3つの問題があります
ボーダーラインについて
【必修】【一般+状況設定】
それぞれに違うボーダーラインがあり
両方でボーダーラインをクリアしないと
たとえ片方が満点だとしても不合格となります
【必修問題】:80%(40点)以上
これは試験を受ける上で誰もが悩む大きな壁です
実際私もこの40点がどうしても越えられず
2月の模試まで30点代でかなり焦りました
【一般+状況設定問題】:その年によって異なる
一般状況設定問題に関しては合格発表までボーダーはわかりません
過去のボーダーはラインは60〜70%(150〜170点)
10年間での平均は156となります
自分は170点を目標に学習を進めていました
年により多少の変動はありますが、
ボーダーラインが大きく変動することは考えにくく、
1つの目標として、必修40点・一般状況設定170
これが取れれば不合格はまずないと思います
続いて合格率については
88%〜90%となっています
なんだ90%は受かるんじゃんと、思うと思います
しかし
受験数は約50000人であるため
やく5000人は不合格となっています
100人の学校であれば1人は不合格となる計算です
これをどのようにう考えるかは
それぞれですが
私は自分だけ落ちるのではと
とても怖かったです
今回のお話で
国試に対する不安が強くなった人
少し余裕が持てた人がいると思います
大切なことは
具体的な得点の目標を立てることです
そして、その目標のために
どのように学習を行えば効率的か
考えていく必要があります
次回は「国家試験の出題基準」について
紹介しようと思います
最後まで読んでいただきありがとうございます
では!!