意外と重要。みんなが苦手な検査データを攻略し得点アップへ
こんにちは!
けんごです
皆さん唐突ですが
検査値についてはどの様に
勉強していますか ?
病気の確定診断を行っていく上で、
まず参考にするのが血液検査の値です。
血液検査の結果で
次の検査を考えることも多いです
血液検査は最も簡易的な検査のため
実施される回数も多いです。
しかし検査データを読むには
基準値やその項目の意味知らなければいけません。
看護学生にとって採血データを
読むということは非常に難しいと思います。
自分も学生時代実習や国家試験で
採血データの問題があっても
基準値や何の値なのかわからず
苦労しました。
国家試験で
検査値を問われる問題はないです!!
しかし!!
検査値を知っていることで
解きやすくなる問題があります。
それは、、
「状況設定問題」です。
状況設定問題はpaper patientの
主観的データと客観的データを元に
アセスメント能力を確かめる問題です。
血液検査データは
客観的データの一つになります。
ではどのように出題されるか
紹介します。
まずはこの問題です 。
これは急性心筋梗塞の方の問題です。
まず急性心筋梗塞の特徴的な症状を
知っている必要があります。
それは
「胸痛」「ST上昇」「CKの上昇」
心筋梗塞ではこれが
ほとんどの症例で出現します!!
心筋梗塞を知っていれば
回答の1か3で迷うと思います。
CKは心筋の障害の指標であるため
確実に上昇します。
これがわかれば
S T変化を理解していなくても
3を除外でき
答えの1を導き出すことができます。
次の問題
これはダイレクトに検査データ
についての問題です。
では解説していきます。
1体重:
これはBMIを求めると22であることから正常だと解ります。
2カリウム値:
K濃度の基準は(3,5~4,5mEq/L)であるため3,9mEq/Lでは正常だと解ります
3ヘモグロビン値:
Hb値の基準は(12~14g/dL)で9,3mg/dLでは貧血状態であると解ります
腎が障害されエリスロポエチン産生低下による腎性貧血が起こっていると解ります。
4アルブミン値:
ALB値の基準は(3,8~5,3)軽度の低下は認めるが腎障害による明らかな低下とは考えにくいです。
ここまでわかれば十分ですが、、
最悪ここまでわからなくても
検査値の基準がわかれば異常正常が
解り正解に近づくことができます。
状況設定問題は1問2点であり
何としても落としたくはない
ところです。
ではどうやったら検査値
が覚えられるか、、
血液検査を勉強する
4ステップを紹介します。
①血液検査の大きな項目を理解する
凝固:血液の固まりにくさ、固まり易さ
血算:血中の血球成分
血糖:随時血糖など
生化学:その他の指標
②生化学をさらに分類
肝機能:AST,ALT,γ-GT,LD,ALP,TP,ALB
腎機能:BUN,Cre,UA,e-GFR,
心機能:BNP,CK,トロンポニンT
その他:炎症数値など、、
③ 検査は何を見ているのか理解
Hb:貧血や多血
ALB、TP:栄養状態
BUN、Cre:腎機機能 など
④それぞれの大体の基準値
※正確な値まで覚える必要はありません。
大体の数値を覚えることが大切です。
※NaやKなど電解質は正確に覚えた方が良い
上記の4ステップで学習をすれば
必ず身につき
状況設定問題で無駄な失点を
しなくてすみます。
また
就職後にも必ず役に立ちます。
まずは
検査の分類を理解する
ところからはじめましょう。
最後まで読んで
いただきありがとうございました。
では!